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【高校地理】2-5. 大地形の区分(2)(古期造山帯) | 2.世界の地形

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公開日: 2020年6月14日

#地理
#地形
#古期造山帯

(2020.06.13)
タイトル画面の「地形」が「地系」になっていたので、古い動画を削除してアップロードしなおしました。

高校地理の授業動画、世界の地形、
第5回は大地系の区分2、古期造山帯です

まずは前回の内容をざっと復習します。
世界の陸地は、造山運動が起こった時期によって
安定陸塊、古期造山帯、新期造山帯に区分されました。

これらを形成時期、分布、取れる資源、の3つの観点から整理していきます。
1番新しい新期造山帯については前回の動画で解説しましたので、
今回の動画では次に新しい古期造山帯について約5分で解説していきます。

古期造山帯の形成された時期は、古生代と呼ばれる時代でした。

こちらの世界地図で分布を見ていきましょう
古期造山帯の見られる場所としては、ここに挙げた8つを覚えておけば充分でしょう。

イギリスのペニン山脈、スカンジナビア半島のスカンジナビア山脈、
ヨーロッパとアジアの境界となる、ロシアのウラル山脈。
アフリカ大陸南端のドラケンスバーグ山脈、
中国に広がるテンシャン山脈とアルタイ山脈。
古期造山帯は基本的には「低くてなだらか」なのですが、
このテンシャン山脈とアルタイ山脈は、造山運動を受けた後で、
インドプレートがユーラシアプレートにぶつかることで大地が盛り上がる
「再隆起」という現象が起こったため、古期造山帯でありながら、
例外的に高くて険しい山脈となっているので注意しましょう。
オーストラリア東部のグレートディバイディング山脈、アメリカ東部のアパラチア山脈です。

いくつかを実際にGoogle Earthで見てみましょう。
こちらは、ロシアに広がるウラル山脈です。
このウラル山脈を境に、西側をヨーロッパ、東側をアジア、とすることもあります。
Zoom upしてみると、新期造山帯と異なりなだらかな山脈が続いていることが分かります。

もう一つ、アメリカ東部に広がるアパラチア山脈です。
石炭が豊富に取れる場所でもありますが、
このように、侵食によって起伏が少なく、
場所によっては山というより丘のようになっています。
場所でいうと、このあたりですね。

続いて古期造山帯で取れる資源についてです。
古期造山帯の資源と言えば、石炭、これ1つです。

先程の世界地図に世界の主な炭田、石炭の取れる場所ですね、
を重ねてみるとこのようになります。
古期造山帯と分布が重なる場所が多いのが、見て取れます。

では、古期造山帯で石炭が多く産出する理由は何でしょうか。

古期造山帯というのは、古生代に形成された地質でした。
この古生代という時代は、地球上で陸地に初めて生命が現れた時代でした。

それまでの地球は海の中でしか生き物が生きられない環境でしたが、
海の中で光合成が進み、そこで作られた酸素が海の中だけでなく空気中にも増えてくると、
紫外線から生き物守ってくれるオゾン層が上空に形成されました。
そうして陸地でも生命が生きられるようになったのが今から約4億年前、
この古生代と呼ばれる時代の中頃でした。

そして、地上で最初に大繁殖したのが、植物、巨大なシダ植物でした。
石炭というのは植物の化石みたいなものなのですが、
古生代には、石炭のもととなるシダ植物が大繁殖して、
その死骸から大量の石炭が生まれました。
そのため、古生代の地層である古期造山帯では、石炭が多く採取されるのです。

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高校物理について解説しているVチューバーさんです。とにかく声がかわいい!癒やされる!そして内容も分かりやすい!もう一度いいます。とにかく声がかわいい!

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