公立大学志望者は「捨てる」「すぐやる」を洗い出せ　 共通テスト模試を振り返れ #合格ストラテジー #大学受験対策

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公開日: 2022年5月12日

ゴールデンウイークが終了しました。この連休中に、全統共通テスト模試を受験した高3生の皆さん、お疲れさまでした。
試験が終わったら、翌日までに自己採点を終わらせてください。鉄は熱いうちに打て。自分の出来を振り返る事が重要ですね。

●５教科７科目を必要としない　入試なら
一般に手頃だとみられる公立大学は、同レベルの地方国立大学よりも共通テストボーダーが高く設定されている場合があります。以下の２校を例に挙げます。
・パスナビ　岐阜大学　地域科学部　前期
https://passnavi.evidus.com/search_univ/0460/department.html?department=010
共通テスト　５教科７科目　共通テストボーダー　61%
・パスナビ　滋賀県立大学　人間文化学部 前期
https://passnavi.evidus.com/search_univ/1155/department.html?department=015
共通テスト　５教科５科目　共通テストボーター　59-70%

「科目が少ない」ということは、いろいろな科目への対策をしなくていいメリットにとどまらず「苦手科目は全くカウントされない」ことに付きます。つまり、文系であれば数学を、理系だと国語の古文漢文と地歴を全くやらなくても合格できます。むしろ、試験を課されない苦手科目に取り組むことは、志望校合格という目的だけにこだわって考えれば、無駄でしかないです。

●あなただけではなく受験者全員が「得意科目で勝負」
受験予定大学が「選択科目」として指定する科目に注目してください。受験生全員が、自分が最も得点が取れると自身のある科目で受験をするはずです。よって、苦手を回避し得意科目だけで勝負することになります。その結果、受験者全員の得点率が高まります。
つまり、どの科目もミスの許されない高得点勝負になることを想定する必要があります。

●国公立志望者の転身・私大狙いの受験者の併願
科目が少なく得意科目で勝負できる公立大学は、多くの受験生から「手頃だ」とみなされます。
この「手頃」とは、
・国立志望者が志望校を１つ下げた場合に受験対象にできる
・共通テストで失敗したらこの大学でよいとみなせる
・難関私大志望者が、共通テストがうまくいったためついでに併願する
の３点を指すと考えます。したがって、共通テストの問題難易度や、入試動向・過密と集中を繰り返す出願動向などに左右されやすくなります。複数の要因が重なると、思いもよらないほど出願者が殺到することもおこります。

●だから「すぐ改善」が見込めるものを今すぐやれ!!
共通テストを３から５科目で受験できる大学を志望する受験生は、
・苦手科目は切っている。差がつかない
・得意科目には自身がある差がつきにくい
だから、他の受験生と差をつけるためには、失点してはいけない問題を取りこぼさないこと。自分が最も有利に評価されるよう、戦略的に日々の学習を進めることで結果が変わります。
すぐ改善が見込めるものを、今すぐやってほしいです。

部活が忙しいとか、定期テストが近いなど、言い訳を見つけて先延ばしせず「今すぐ」やってください。まずは1日20分。サボらず毎日継続すること。さあ、何から始めますか。

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