【改訂版】歌で覚える古典文法助動詞～ヨドバシカメラの替え歌ver.～

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公開日: 2016年11月30日

古典文法の助動詞を「ヨドバシカメラ」の替え歌にして歌ってみました。

コメントで質問の多かった「まし」についての説明です↓
わかりにくくて申し訳ありません…。
「まし」は「反実仮想（もし～だったら…だろうに）」の意味によく用いられます。「ましか・し・しか」と書きましたが、正確には、「ましか/〇/まし/まし/ましか/〇」です。ただ、実際のところ「まし」と「ましか」の形しかありませんし（「ませ」の形は特殊用法です）、そもそも「〇」は覚える必要がありません。また、連体形や已然形に関しては「係り結び」で使われるくらいですので、結局のところ覚えておくべきなのは未然形「ましか」です。念のため、終止形「まし」をはさんで上下に「ましか」が来ることをわかっていただくために「ましか・し・しか」と書きました（替え歌の都合上「ま」を語幹としました）。接続は未然形になります。

歌詞：

まずは未然形接続
「る」「らる」そうじか　下二段
「す」「さす」「しむ」そし　下二段
「ず」「ざり」打消　ずずずぬね　（ざりはラ変）
じじじは　打消意志・（打消）推量

「む」「むず」すいてか婉曲で　「むず」はサ変で　「む」は四段
「まし」は反実仮想　（ま）しか・し・しか
「まほし」は願望　形容詞

次は連用形接続
「き」過去　「けり」過去・詠嘆で
せ・〇・き・し・しか　「けり」ラ変
「つ」と「ぬ」は完了強意　「たり」かんそん
「つ」下二　「ぬ」ナ変　「たり」ラ変
「けむ」は過去推量　四段
「たし」は願望　形容詞

今度は終止形接続
「べし」すいかとめて　形容詞
「まじ」　べし打消　形容詞　
　[※動画で一つ目が「打消意志」となっているのは「打消推量」の誤りです]
「なり」は推定伝聞　ラ変型
「めり」は目で推定　ラ変型
「らし」も推定　らしらしらし
「らむ」は現在推量　四段

最後はその他の接続
「なり」はダンソン　形容動詞
「たり」は断定　形容動詞
どちらも体言接続で　（一部連体）
前出たものとは違う

「り」はさみしい接続で　完了存続　ラ変型
「ごとし」は比況例示　形容詞
「やうなり」比況例示　形容動詞