第一志望○○大学!これ以外は受験させません!! 全然OKですよ!!【保護者のための大学受験講座】#3

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公開日: 2021年5月11日

前回の内容に引き続き、過去に自塾の保護者さんから入塾面談時に言われたことが
「第一志望○○大学!これ以外は受験させません!! 」

【加藤の結論】
全然OKですよ!!　以下の条件が付くのなら。

●その大学でしか学べない学問をするために進学するから
京都大学 理学部で特定の学問を極めて研究職を目指す場合や、名古屋大学 工学部 航空宇宙工学科など、地方国公立や有名私大では扱われない研究内容を大学で学びたい場合は、志望大学にこだわって受験戦略を立てて良いと考えます。仮に合格できずに他大学に進学しても、いろいろな心残りが出ますよね。
場合によっては、お子さんが志望校を変更して合格した大学を休学・退学して「やっぱりもう一回受験したい」と言い出す場合はあります。俗に言う、仮面浪人と言われるものです。

https://www.engg.nagoya-u.ac.jp/index.html

●浪人すればいいじゃん
「不合格だった」ことをネガティブに捉えないでくださいね。2-3回失敗したっていいじゃん。１回合格できればいいんだから!!と背中を押してあげられる家庭環境であれば、子どもは萎縮することなく、のびのびと実力を高められるでしょうね。
ただし、個人的には３浪以上はおすすめできません。別の方向性を模索するべきかもしれませんね。

●国公立と私立で学費に大きな差が出る場合
とくに、医学部・獣医学部・薬学部・歯学部のように、６年間通う必要があり、国公立と私立で卒業までに数千万円以上の学費の差が出るのであれば、浪人することに寛容であってもいいのではないでしょうか。学費の面を考えても再受験をポジティブに捉えていいと思います。
意外に思われるかもしれませんが、国公立大学の上記の学部では、現役生よりも浪人経験者のほうが多い場合もあります。

●若くして社会に出ることがマストでないキャリア
研究職・獣医師・歯科医師など、必ずしも若くして社会に出ることがマストでないキャリア目指すなら「現役合格」「ストレートで就職」に拘る必要はないです。むしろ、特定の大学を決め打ちして、何が何でも合格することを狙う必要があるはずですね。
むしろ、よく考えるべきことは、１０年、２０年先の人生を見通したときに、どんなおとなになっているかを具体的に思い描くことでしょう。

親子で目標設定ができ、その目標を共有し続けられれば「併願先ゼロ受験」は全然アリと思います。同じ方向を向いて走っていってください。子どもが精神的に折れそうになったら、保護者さんが支えて激励できること、逆に親が折れそうになったら、地道に勉強を続ける子供の姿から保護者さんがやる気をもらって下さい。

第一志望○○大学!これ以外は受験させません!! 全然OKですよ!!【保護者のための大学受験講座】#3

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