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【高校地理】5-7. 世界と日本の林業 | 5. 世界の農林水産業【解説動画】

高評価: 192件

再生: 10,287回

公開日: 2025年8月12日

高校地理の解説授業動画「5. 世界の農林水産業」、第7回は「世界と日本の林業」です。

このチャンネルでは、現役の高校教員が、大学入試に必要な高校地理の知識を、1授業10分で発信しています。気に入っていただけたらチャンネル登録お願いします!

【練習問題へのリンク】
https://forms.gle/pdiEyLXbtNWd5cRS6

【文字と画像で読みたい方はこちらのブログへ】
https://www.geography-lesson.com/forestry/

【目次】
00:00 はじめに
00:27 世界の森林資源
01:01 森林の種類
01:30 熱帯林の特徴
02:23 温帯林の特徴
02:49 亜寒帯林(冷帯林)の特徴
03:31 用材と薪炭材
04:16 国別の森林率
05:32 木材伐採量
06:06 木材の貿易量
07:17 日本の林業

【世界の三大穀物に関連する映画や書籍へのリンク】
・『人間の営みがわかる地理学入門』https://amzn.to/3QCfV8G
特に農業分野について詳しく解説されている入試レベル+αの本です。大学受験レベルの内容でありながら、参考書とは違った読みやすさやエピソードが満載です。

・『瀬川聡の 大学入学共通テスト 地理B[系統地理編]超重要問題の解き方』https://amzn.to/47x1Qj4
共通テスト対策として問題演習を重ねたいならこちらが定番です。「これはおさえておきたい!」という問題ばかりが紹介されています。

・『共通テスト 地理B 地図・統計の考察問題71』
https://amzn.to/3KM5KdP
共通テストではセンター試験以上に、初見のデータから考察するという問題が増えています。読み取り考察に焦点をあてたこちらの問題集は練習にぴったりです。

・『リアルな今がわかる 日本と世界の地理 (だからわかるシリーズ)』砂崎 良(2020) https://amzn.to/3giMeGS
高校地理の参考書の一つですが、写真がとにかくたくさん載っていて、パラパラと眺めているだけでも楽しい一冊です。

・『村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編』 https://amzn.to/3sV5CRi
基礎からかみ砕いて丁寧に説明されており、図表も分かりやすいです。この動画を作るときにも参考にしています。やや分厚いので、困った時に調べるために使うと良いと思います。

・『目からウロコの なるほど地理講義 系統地理編』https://amzn.to/3FVeZE8
上記の本と並んで、非常に詳しく網羅的な解説がされている参考書です。上よりもやや専門的な解説も含まれているので、地理をさらに得意にしたい人におすすめです。

【関連動画へのリンク】
・5-9 日本の農業
https://youtu.be/Vd2NMxjFXzE
・5-8 世界と日本の水産業
https://youtu.be/bEZbFKaj6hw
・5-7 世界と日本の林業
https://youtu.be/38rFn7fWpfQ
・5-6 世界の三大穀物
https://youtu.be/IjHmLnkZbHQ
・5-5 企業的農業
https://youtu.be/x4DYmw7Cx6c
・5-4 商業的農業
https://youtu.be/zrLv5yCSgB8
・5-3 自給的農業
https://youtu.be/XDSpaynSTwI
・5-2 農業の生産性と集約度
https://youtu.be/Njx97X8TkVY
・5-1 農業の成立条件と起源
https://youtu.be/ktckyIzF9UQ
・[再生リスト] 4.世界の環境問題
https://www.youtube.com/playlist?list=PLAGMl9dyU1zmtpDsA4oOhzAvqfH1v_p2a
・[再生リスト] 3.世界の気候
https://www.youtube.com/playlist?list=PLAGMl9dyU1zl95tQN7qwuvThmVWcLqec5
・[再生リスト] 2.世界の地形
https://www.youtube.com/playlist?list=PLAGMl9dyU1zlwg91fAqYGbf5jUpU3Fwe6
・[再生リスト] 1.さまざまな地図と地理的技能
https://www.youtube.com/playlist?list=PLAGMl9dyU1zkrQ4sMmzWiM7v8O4ZcUTzb

【動画本文全文】
 日本に住んでいると、どこに行っても森が見れますよね。実際に、日本の国土面積の約7割は森林です。しかし世界全体を眺めると、森林はどこにでもあるわけではありません。

 地球上の陸地のうち、森林の占める割合というのは約3割にすぎません。以下の地図は、地球上の陸地の中で森林に覆われている場所を示しています。森のあるところとないところがはっきり分かれていますね。

 気候分野の復習になりますが、降水量の少なすぎる乾燥帯(B気候)や、気温の低すぎる寒帯(E気候)では森林は形成されません。そして、熱帯(A気候)、温帯(C気候)、亜寒帯(D気候)では森林が形成されます。上の地図でも、森林の形成されている場所は、これらの気候のいずれかであることを確認しましょう。

森林の種類

 森林は、気候によって以下のように呼び方が変わります。

熱帯(A気候):熱帯林

温帯(C気候):温帯林

亜寒帯(D気候):亜寒帯林
熱帯林は、気温も高くて降水量も多いため、様々な樹種が見られます。
温帯林は、日本の森林をイメージしてください。
亜寒帯林は、寒くて育つ樹種が限られるため、寒さに強い針葉樹林の単一林となります。

それぞれの森林の分布を地図で表すと以下のようになります。

 濃い緑色の場所が熱帯林、黄緑色の場所が温帯林、そして水色の場所が赤ん帯林の分布を示しています。それぞれの森林にはどのような特徴があるのか見ていきましょう。

熱帯林の特徴

 熱帯林は、熱帯雨林気候(Af気候)を中心に分布する森林です。

 特に、南米アマゾンに広がる熱帯林はセルバ、東南アジアに広がる熱帯林はジャングルと呼ばれます。

 年間を通して気温が高く降水量も多いため、植物の成長には有利な環境です。そのため、いろいろな種類の木が鬱蒼と生い茂っています。

 代表的な木材としてはラワン、チーク、マホガニーなどと呼ばれる木があります。これらの樹木は硬くて丈夫なので、高級家具や船、学校の机の天板などに使われることが多いです。

 しかし生えている樹木の種類が大変多いために、目的の樹木だけを効率的に伐採することはできず、特定の木を取るためには周りの木も全部まとめて切らなければいけません。しかも熱帯雨林の土壌は痩せていて薄いラトソルという土壌であったために、一度伐採してしまうと再生は非常に困難になるという特徴もあります。

温帯林の特徴

 続いては温帯に分布する温帯林、日本の森林もこの温帯林にあたります。

 冬でも葉っぱを落とさない常緑広葉樹、冬に落葉する落葉広葉樹、そして葉っぱの細長い針葉樹が混ざった森林(=混交林 or 混合林)になります。樹木の種類によって様々な特性がありますが、家や建物を作るための建材から、薪や炭の材料まで様々な幅広い利用がなされています。

亜寒帯林(冷帯林)の特徴

 亜寒帯林は亜寒帯(D気候)に分布する森林で、冷帯林とも呼ばれます。

 アメリカ北部からカナダ、そしてロシア全域にかけて広大に分布する針葉樹林帯となります。単一の針葉樹林帯をタイガとも呼ばれます。同じ種類の木ばかりですので非常に効率よく伐採することが可能です。

 熱帯林と違って木が柔らかいという特徴もあるために、建物の材料としてだけではなく、紙の原料(=パルプ)としても冷帯林は利用されます。

用材と薪炭材

 ここまでは気候によって森林を分類しましたが、続いては用途によって分類します。

 1つは用材。建物の材料にしたり紙の原料であるパルプを作ったりチップを作ったりするものが用材と呼ばれます。

 もう1つは薪炭材(しんたんんざい)。文字通り薪や木炭など燃料にするために切られる木のことです。

 以下のグラフに見られるように一般に先進国では用材溶剤の割合が高く、発展途上国では薪炭材の割合が多くなります。

画像出典:林野庁『森林・林業統計要覧2019』のデータより筆者作成

 先進国だと電気やガスで調理をするのに対して、発展途上国では薪で火を起こして調理をすることがまだまだ一般的だからです。

世界の林業統計

 次は、林業にまつわる様々な統計を確認していきましょう。

国別の森林率

 最初は国別の森林率についてです。森林率というのは国土面積のうちどのぐらいの割合が森林に覆われているかという比率を表しています。日本のように国土のほぼ全域が亜寒帯と温帯に入っているような国では、森林率が高くなります。

 他にも広大なセルバの広がるブラジル、タイガの広がるロシア、そしてフィンランドなどでは、森林率が高くります。

 一方で温帯や亜寒帯に属している国であったとしても古くから農地の開発や都市の開発が進んだ国では森林率は小さくなっています。

 例えば、上の図の一番下のイギリスはCfb気候に入る国であるのに森林率は13%しかありません。代わりに牧場や牧草地の割合が非常に多くなっていますね。日本は山が多くて森林として残されてきた土地が多いことからも世界的に見ても森林率の高い国になっています。

「森林が形成されやすい気候」=「森林率が高い」、とは言えないんですね。

気候が森林形成に適しているかどうかと、森林が森林として残されているかは別問題だからね。日本は山地が多いから、農地や住宅地に開発されずに森林のままになっている土地が多い。一方で、比較的平坦な土地の多いイギリスでは、森林だった場所の多くが耕地や牧草地になっているということです。

木材の伐採量

 世界全体の木材伐採量は約40億㎥(2024年度)であるのに対し、輸出量と輸入量は3億㎥です。つまり、伐採された木材のうち、輸出に回る割合は1割未満です。木材というのは生産量のほとんどが国内消費に回されているのです。

 伐採量の上位には広大なタイガの広がるアメリカやロシアに加えて、熱帯雨林の広がるブラジル、建築需要が非常に大きい中国、そしてまだまだ発展途上国であるインドでは薪炭材としての伐採量が多くなっています。

 輸出の上位はロシアとカナダという世界で最も広大なタイガを持つ2カ国がランクインします。

 一方輸入量では中国が断トツの1位です。

 中国では自国の森林を保護するという政策を取っているために中国国内での森林面積というのは少しずつ増えているのですが、それだけでは到底自分たちの国での需要を賄えないために世界中の国から森林を輸入している状態になっています。

 さて、木材の貿易構造において、この数十年で大きく変化を見せた国があります。

 変化の大きかった国の代表例はインドネシアとマレーシアです。これらの国には熱帯雨林が広がっていました。自国の熱帯雨林を保護するためにまた丸太をそのまま輸出するのではなくて一度加工して製材してから輸出した方が負荷価値が高くなるということで、木材を木のまま輸出するのを政策的に減らしてきたという歴史がありました。

 逆にロシアやカナダそれからニュージーランドにもまだまだ手つかずの広大な森林があったために、これらの国々では天然林を伐採することで世界中の木材需要の増加に応えてきたという背景があります。

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